ツアコン~トラベルライターへの道

元ツアコンですが、WEBライターデビューしました! WEBライターについて、旅について、 また、WEBで稼ぐ方法について、など書いていきます。

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沖縄

100%の正義も100%の真実もない…風を読んで正しい道へ進んでいってほしい…

最近、ネットでよく見かける気がする、沖縄に関する書き込み。
フェイスブックやグーグル+、ツイッターでよく見る気がします。
(私が主にチェックしているのがその3つだから、というせいもあります。
また、沖縄関連のアカウントをフォローしているから目につく、というのもあります)

在沖縄米軍を是認する記事やそれをシェアするSNS書き込み、
沖縄二大新聞や翁長知事を「中国に沖縄を売り渡す輩」と批判する書き込み。

反基地運動に感じる違和感と同じものを感じています。
特に、最近また米兵による暴行事件があったので…イメージアップ作戦が行われている部分もあるのではないかと。

あまり話したいことではありませんが、
私は、過去に反基地運動に参加していたことも実はあります。
安全な本土で、何も知らずに沖縄をパラダイスだと思っていた自分を悔いるあまり、
なにかしたい、なにかしなければならない、どうしたらいいのかわからない…
と、かなり思いつめた結果です。

とても難しい複雑な問題で、自分の脳みそで考えたり、ちゃんと調べたりしきれなくて、
安易に反基地運動に乗っかりました。
何を言えばいいか、何をすればいいか、指示してくれる人がいるからです。
モヤモヤを発散させてくれる機会を与えてくれるからです。

今でも、沖縄には反基地運動も環境保護運動も必要だとは思っています。
歯止めとして。シビリアンコントロールとして。
純粋な思いで参加し、自分の人生の時間や労力、お金をかけて運動を続けている人がいることも知っています。

でも、なんとなく違和感や「よくわからない」部分を感じていました。
どんなことにも「大人の事情」や不透明な部分はつきもので、規模が大きくなるほど、そうならざるを得ないでしょう。

私は、関わっていた年数はけっこう長かったですが、あまり深いところまでは知ることができませんでした。
だから、実際に沖縄で生活を始めるのとほぼ同時に、その運動から疎遠になったのだと思います。
自分のタッチできる限界を知ったというか。
生活の中で出会う沖縄の人々に、胸を張って「私はこんなことをしています」と言えないと感じたというか…
いかに、自信も確信もないまま、ただ運動にすがりついていたか、思い知りました。

運動に関わっていない一般の沖縄県民が、ふだんは基地や政治に関する話題を出さない理由も、
住んでみたらなんとなく実感できました。
立場や考え方のちがう人が密接に支えあって暮らしているのですから、当然でしょう。
それに、みんなが納得する「たったひとつの正解」は、現実的にはありません。

私は、自分を恥じています。
無知だったこと、真実を追究しきれなかったこと、
全てをかける覚悟もないのに関わって発言してしまったこと、
自分の無力さ、自分の頭で考えて行動しなかった浅はかさ……
恥じていますが、後悔はしていません。
やってみなければ、きっとわからなかったから。

反基地運動を支援している人にも、基地容認派を支援している人にも、
それぞれの理由があると思います。
どちらの主張にも事実や真実があり、どちらかを否定することはできません。

でも、どちらも肯定や盲信はできないと思っています…
「自分サイドに都合のいいことしか言わない」
これは卑怯でもなんでもなく、駆け引きの基本だからです。
本気で目的をかなえたいと思ったら、きれいごとだけではダメですから。

もう、政治的な意見は書かないつもりでしたが…
もしも、私のように思いつめたあげく、声の大きいほうにつられて行動してしまっている人がいたら…
と思って、今回は自分の恥をさらして、書くことにしました。
多くの人が同じ試行錯誤を繰り返すよりは、ちょっとでも「経験談」があるほうがマシかなと…

「自分の頭で考える」ことは、難しいことです。
渦中にいる時ほど、難しいです。
いま、どちらかの主張に大きく傾いている人がいたら、
「100%の正義も100%の真実もない」
「自分の支援している人や団体が全ての事実を明かしているわけではない」
「自分が理解できないこと、違和感を感じることを、そのまま行動したり言葉にしたりするのは、ちょっと待って」
と言いたいです。

中国の脅威も、米軍基地による生活被害や環境被害も、どちらも沖縄にあります。
ケースバイケースで立場を変えることがあっても、それは沖縄が置かれている状況のせいです。
ひとつの主張に束縛されず、歴史のなかでそうやって生き抜いてきたように、
賢く、
状況に敏く、
臨機応変に柔軟に、
対応を変化させていっていいと思います。

心情的には、「米軍基地が返還されてほしい」「辺野古には基地をつくってほしくない」です。
それは、どちらが正しいかではなくて、個人的で身勝手な感情です。

100%の正義も100%の真実もない…風を読んで正しい道へ進んでいってほしい…
「沖縄 戦世 美ら海を守る」Photo by 浅見裕子

子供っぽい理屈を言わせてもらえば、
「もしも在沖米軍を沖縄が管理できるなら、米軍基地はあったほうがいい」です。
米軍基地のあるメリットは活かし、デメリットはなくせばいい。
しかし、国家のやること、しかもアメリカのやることですから、外部が干渉することは難しい。
日本ができることは「お願い」、沖縄ができることは「抗議と監視」が、
とりあえず今の現実かな…
「力がない」って、くやしいですね…

100%の正義も100%の真実もない…風を読んで正しい道へ進んでいってほしい…


100%の正義も100%の真実もない…風を読んで正しい道へ進んでいってほしい…



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この記事へのコメント
chi_yuさん、それ分かります。

私も幼少期は基地反対派でしたよ。

しかし、大人になるにつれて違和感と疑問を

抱き、大いに調べました…結果は

沖縄のイメージ変わりましたね。

大戦に於いて県民を見捨てた県知事、

沖縄本土復帰に尽力した一人の教師の方の名前は出てきませんよね(涙)

辛いです。

本当は沖縄県民に立ち上がって欲しいのですが…
Posted by 神戸のおっちゃん神戸のおっちゃん at 2016年06月03日 20:27
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